2009年08月07日

2009.7月の読書まとめ

もう8月に入って1週間たった。
ここらで7月の読書のまとめをしておこうと思う。

6月末に『1Q84』を読み終えて、春樹ワールドにどっぷりどっぷりつかっていた。
しばらくはそのまま余韻に浸っていたかった。
が、しかーし、図書館の予約の本は待ってくれない。
東野圭吾が!湊かなえが!

そうしてあっけなく、東野ワールド、湊ワールドにはまり続けていく自分に、笑止!笑止!

7月は好きな作家の本をよくよんだ月だったな、振り返ってみれば。
最後の西加奈子の『きりこについて』は絶品!!
このブログで感想を書かなかったが、とてもすばらしい作品だった。
最近少し外れぎみだったが、もうしり上がりに良くなっていって。
なんせラムセス2世がいいよ。
猫語万歳ヽ(^o^)丿
 
 
7月の読書メーター

読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2408ページ


パラドックス13パラドックス13

1Q84を読んだ直後だっただけに、その世界に入り込めるかどうか不安はあった。
しかしそんな不安は不要だった。東野圭吾の描くパラドックスの世界にずぶずぶとはまっていく自分がいた。
純粋にエンタテイメントとしても楽しめる(と言う言い方は変かな)作品だと思う。今の技術を持ってすれば未曾有の天変地異も映像化
できるだろう。比較的早い時期に映像化されるのではないか。
そんな中でも東野圭吾特有の登場人物の心の揺れ動きは描いてほしいと思う。

読了日:07月01日
著者:東野 圭吾



贖罪 (ミステリ・フロンティア)贖罪 (ミステリ・フロンティア)

イチゴのほかに何か知らないフルーツがたくさん乗った見たこともないケーキ、エミリは4人にとってあこがれの存在でもありやはり異物でもあったのかな。
10歳のときから15年といえば人生の半分以上を呪縛されたまま成長する。それほどエミリの母親の言葉は楔を深く打ち込まれたようなものだった。
『告白』同様さまざまな形式の独白で語られるこの本、やはりその独白を読むのが止められない。
最終章は救いがあるものだが、やはりこの人の作品は怖い。

読了日:07月04日
著者:湊 かなえ



プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動

最初はとっつきにくいと思った。
だがところどころ物語仕立てになっていてそれがわかりやすく、そのうち著者が言いたいこと(繰り返し言っている)を理解するにつれ、のめりこんで最後まで読んだ。
非常にモチベーションのあがる読み終わりだった。
ビジョンには物語があり、その実現にはチームが必要であると述べられているが、まずは自分自身をセルフプロデュースすることに手法を使ってみたいと思う。

読了日:07月05日
著者:佐々木 直彦




イノセント・ゲリラの祝祭イノセント・ゲリラの祝祭

ここ1カ月ほど春樹ワールド、サバイバル、人間のどろどろを読んできたせいか、官僚同士の小競り合いや省庁が主催する会議の意味のなくただまわりくどい発言など、とても退屈に思えていた。
ほとんど最後までは。
最後にきて彦根の数章にわたる咆哮は、死因不明社会に対する魂の叫び。
解剖率2%の現実に対してエーアイを使うことの意義、さらにその奥に潜む医療の抱えた課題を爆発させている。
海堂さんは彦根に代弁させ、世に問題提議しているのだろう。

読了日:07月12日
著者:海堂 尊



600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

創業社長をメインとしたインタビューからビジネスとしての「クックパッド」を分析した書。
「料理を楽しくする」「ユーザーが楽しいと思えることだけ注力する」。そんな主旨を一貫して貫きレシピを投稿することとそのレシピを使ってつくった喜びの声を載せるだけに徹したサイト作り。シンプルだかそれは徹底したアクセス解析の賜物だ。
それもユーザーを思ってこそ。
広告も料理が楽しくなるものしか受け付けない。評判の企画にレシピコンテストがあるが「家庭を守る女性というのは社会から評価される機会が少ない」という言葉からもユーザのことを考える姿勢がうかがえる。

読了日:07月17日
著者:上阪 徹



とんびとんび

最初は子を持つ親の視点で読んでいた。
自分の経験と照らし合わせて泣けてしまう。
ところがアキラが10歳を超えたあたりから未知の領域、反抗期、親子の会話
の欠落などに突入しボクは戸惑う。
やがてアキラがヤスさんを置いて東京に出るところは、大阪から離れて東京で就職した自分に重なる。
いつしかアキラの視点になっており、遠く離れた場所で一人で暮らす父の姿が浮かぶ。
無性に父に電話がしたくなった。
ページを閉じて眺める表紙の肩車の絵が涙を誘う。

読了日:07月18日
著者:重松 清



大きなゴミ箱を買いなさい―幸運とチャンスを呼び込む「捨てる」法則大きなゴミ箱を買いなさい―幸運とチャンスを呼び込む「捨てる」法則

自分は捨てられない派の代表なので、いろんなものを捨てる(減らす)だけで幸運が訪れるということには違和感があった。
特に本と人間関係。
仕事について愚痴を言う前にその仕事について一つでも二つでも楽しみを見いだすことで不本意な自分から変われるというのは今さらながらなるほどと思う。

読了日:07月20日
著者:臼井 由妃



きりこについてきりこについて

「容れ物」(容姿)だけでもない、「中身」だけでもない、「歴史」(経験)だけでもない。
それらすべてをひっくるめてひとつの個体になるということに、あっ(・o・)と、きりこと同じタイミングで気づかされた。
ラムセス2世には当然「わかって」いたことなんやろうけども。

自分は(どこかに)偏った見方をしているなぁと感じる。
それは自分自身の評価についても同じだ。
きりこと同じく、きりこの周りの人たちもそれに気づいていく。
みながこういう考え方ができたら、世の中もう少しハッピーになるんじゃないかと思う。
最初は一生懸命きりこの容姿を想像してたけどそんなことなんの意味もなかった。

関西弁の猫語がめちゃキュート。
ラムセス2世と西加奈子が同じに見えてくるのはボクだけだろうか。

とにかく尻上がりに面白くなっていく作品。満足。

読了日:07月21日
著者:西 加奈子

読書メーター


さて8月は、三崎亜記が控えている。
またまたあの不思議ワールドにはまっていくのだろうな。
けど夏休みもありお出かけなんかすると、意外と読めなかったりして…
タグ:読書
posted by だのん at 09:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本読んだ






この記事へのコメント
こんにちは!ご無沙汰してます。
子供が夏休みの宿題に読書感想文を書かなくちゃいけなくて、苦労してます。
でも、普段親が読んでないのに子供に読めってのも…ねぇ。
「きりこについて」面白そう!今年の夏は、私も少し読書してみようかな。
Posted by おこ at 2009年08月09日 15:49
★おこさん
こちらこそご無沙汰です!
子どもの読書感想文は無理強いしてもダメですし、難しいですかね。
うちの妹の方は、字がかけるようになった頃からすでに読んだ絵本なんかの一行感想なんかをノートに書いていて、その習慣が今でも続いてます。
いい習慣だけど、感想の質がちっちゃい頃とあまり変わってないような(-_-;)
たまに自分で読み返して、書き間違ってる字なんか見てケラケラ笑ってます(^^)
Posted by だのん at 2009年08月26日 05:20
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/125174864
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。